花粉症は、花粉によって起こるアレルギーですが、今や年々患者が急増し、国民病とまでいわれています。
その花粉症と上手に付き合っていく為に、日常でできる予防法の他、症状や原因などを紹介します。
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花粉症

花粉症とは?

アレルギー性鼻炎とも呼ばれています

花粉症は、I型アレルギー (いちがた)に分類される疾患の一つで、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻みずなどのアレルギー症状を起こす病気です。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
現在、日本人の約20%が花粉症だといわれています。


イギリスの学者Bostockが、最初にこの病気を記載した当時19世紀初め、
刈り取った牧草を乾燥させるために、サイロに収納する作業をしていた農民の間に、くしゃみ・鼻水・涙などが止まらなくなるという症状があり、これに伴い発熱したことから「枯草熱(こそうねつ)」と名付けられました。


しかし、同じイギリスの学者ブラックレーが「枯草熱の原因は、イネ科植物の花粉である」として枯草熱の原因を突き止め、それから枯草熱は「花粉症」と呼ばれるようになりました。


欧米では今もなお、枯草熱(hay fever)と呼ぶことが多いようです。



稲


I型アレルギーとは

体に抗原(アレルゲン)が侵入してくると、イムノグロブリンE(IgE)という抗体が作られこのIgE抗体は、皮膚や粘膜にある肥満細胞にある受容体と結びつく性質をもっています。


この状態で再び体に抗原が侵入してくると、アレルゲンはIgE抗体と結びつき、IgE抗体同士が橋渡しされこのIgE抗体が反応して、花粉症はさまざまなアレルギー症状を引き起こします。



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花粉症

花粉症の時間帯

花粉症の時間帯

花粉の飛散量は一日の中でも変化しています

一日の中で一番花粉が舞い上がりやすい、お昼12時半頃で、その次に花粉が地面に下りてくる、夕方の6時前後が多くなります。


天候では、花粉が風に乗って飛びやすくなる、風の強い空気の乾燥した日は、
要注意です。
他方、湿度が高い日や雨の日は、花粉が舞い上がる度合いが少なくなり、過ごしやすくなるようです。


しかし、雨の日の翌日は、花粉の飛散量が少ない思われがちですが、雨で落ちた花粉が乾いて再び飛散するので、飛散する量はかえって多くなるで気をつけましょう。



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症状がでる就寝前の時間帯には、注意が必要です。
夜寝るときに症状が強く出るのは、横になる体勢がノドや気孔を塞いで、鼻詰まりがおこりやすくなるためです。
また朝起きる時は、副交感神経という自律神経の働きが活発で、花粉に反応しやすくなるためです。
目覚めによる自律神経の切り替えをスムーズにするため、布団の中で手足を軽く動かすなどして、頭がスッキリしてから起き上がるといいようです。



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花粉症

花粉症の時期

花粉症の時期

1年中花粉が飛散しています

スギ花粉

花粉症の原因植物は、現在60種類以上も確認されています。  また、花粉症は原因植物によって症状の現れる時期が違い、春の花粉症は、みなさんおなじみの、スギ花粉症、夏にはイネ科の花粉症、秋にはブタクサ花粉症、冬にはハンノキ花粉症と、日本ではほぼ1年中何らかの花粉症の、原因植物の花粉が飛散しています。



スギ花粉

さらに、日本は南北に細長く、地域によって花粉症の原因植物が違い、春の花粉症の代名詞スギ花粉症ですが、北海道ではほとんどスギ花粉症はみられず、代わってシラカンバ(シラカバ)花粉症患者が多くなっています。
そのため、九州と東北・北海道では同じ花粉でも1ヶ月ほど飛散時期が異なってきます。



草花花粉

また、草花花粉についての正しい飛散情報は得ることは難しく、飛散範囲が局地的であることが原因となっています。
雑草による花粉症は、スギやヒノキによる花粉症とメカニズムは同じため、治療も同様に行われてます。





花粉症

花粉症の原因

花粉症の原因

今や国民病

花粉症といえば、今や国民病とまでいわれていますが、意外なことに、花粉症は戦後に初めて報告された新しい病気です。


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花粉症増加の要因

戦後に大量植林されたスギが伐採されずに残り、開花適齢期をむかえ、1960年代からわずか40年間で花粉症(特に春のスギ花粉症)が激増しました。
さらに、地球温暖化の影響も受け、大気汚染や高密度の住宅の密集排気ガスなどで、汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進します。
また、舗装道路の増加に伴い、一度地面に落ちた花粉が再び舞い散ることも原因として考えられ、自然サイクルの破壊の影響など、さまざまな点が指摘されています。



山花粉

食環境の変化によるアレルギー

また、食環境の変化により、高タンパクや高脂肪の食生活を続けていたり、不規則な生活リズムやストレスの多い生活など。
喫煙や飲酒なども弱っている粘膜を刺激し、症状を強くしてしまう恐れがあり、アレルギーを起こしやすくしています。


人間側の反応の問題

実際、都会の生活から離れることにより、体がさまざまな自然のものに接することによって、花粉症の症状が軽くなったという事例もあるようです。

本来は異物として認識しなかったものが、自然サイクルのバランスの変化により、異物として認識するようになってしまった、人間側の反応に問題があるというのが主な説となっているようです。



花粉症

花粉症の症状

花粉症の症状

花粉によるアレルギー

花粉症とは、花粉(アレルゲン:主にスギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカバなど)による、アレルギーのことで、症状は主に目と鼻に現われます。


主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、、目の症状 (かゆみ、なみだ、充血など) を伴う場合が多く、一般に花粉症の4大症状と呼ばれてます。
(耳鼻科領域においては、目のかゆみを除外したものを3大症状と呼んでいる。)
その他にノドのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。


花粉アレルギーの波及

口から入った花粉や、花粉を含んだ鼻水を飲み込むことにより、胃腸にもさまざまな症状が現われ、下痢・吐き気・腹痛などの消化器症状が出る場合や、、全身の倦怠感(けんたいかん)や、発熱が出ることもあり、むくみ、他のアレルギー症状なども、花粉症と関わりを持つ場合があります。



カモガヤ

花粉症皮膚炎

他にも目の周りや目の下、首筋などによくみられる炎症などの皮膚症状は、花粉症皮膚炎と呼ばれることもあります。
またアトピー性皮膚炎の患者が、花粉症シーズンにかゆみが増すことも知られています。
いずれも花粉による症状であれば、花粉の飛散期に一致して症状がおこります。


心理的影響

睡眠不足、集中力欠如、イライラ感、食欲不振等も生じ、うつなど心理的影響を、呈する場合も少なからずあると言われています。



花粉症

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